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唐津街道 ~福岡 博多  二〇加煎餅 に新作♪~

2014年06月19日

 福岡 博多に古くから住んでいる人にはおなじみのお菓子
 二〇加煎餅 (にわかせんぺい)
 
 福岡 博多の人なら、小さい時に一度はもらって食べたことがあるはずのお菓子です。
 CMも有名。「たまには喧嘩にま~けてこい・・・♪」って歌が懐かしいでしょう。

 販売しているのは、㈱東雲堂
 歴史は古く、明治時代。東雲堂初代、高木喜七は博多駅構内で販売をしていたところ、当時の駅長から博多らしいお土産はないか・・と相談を受けて、思いついたのが、郷土芸能の博多にわかの半面。販売は明治39年から。その時は「高木東雲堂」といっていたそうです。

 そのお面というのがこれ(上のお面)


 
 
 その東雲堂から、新しい二〇加煎餅がでた・・・というので、早速購入いたしました。

 その名も、ブラック二〇加煎餅。上の写真の下のお面がそれです。
 パッケージも、中身も黒いのです。


 

箱をあけたら、ビニール包装されていて中に3枚入ってます。



 なんだか、銀行員のような、かたい仕事をしてそうなサラリーマン見たいに見えます。
 ちょい悪風にも見えるし、タモリさんにも似てますww

 袋を開けると、いつもと変わらず、卵煎餅の香りがします。
 味は、普通のと変わらず、サクサクした卵煎餅。
 原料をみると、植物炭末色素・・とかいてあるので、この黒さは炭のようです。

 卵煎餅の材料は、砂糖、小麦粉、卵・・です。
 卵と砂糖のほのかなあまい香りが特徴。材料をみるかぎり、子供のおやつに最適のような気がします。昔はね。(今は栄養過多なので、そう思わないかもしれませんけど。)

 煎餅というと、米(うるち米)を使ったしょうゆ味、塩味・・というイメージですが、九州では卵煎餅の方が多い気がします。(古いお菓子の話ですけど)今では、いろいろと出回ってますから、あまり気にとめませんけど、やはり、砂糖、小麦粉、卵・・の材料を使ったお菓子は、九州っぽい。シュガーロードっぽい…気がします。私個人の感想としてですけど。

 それから、煎餅・・とかいて、九州ではせんぺいと読むことが多いです。
 二〇加煎餅、九十九島せんぺい 湯せんぺい・・とかね。九州の方言かしらね。

 ブラック二〇加煎餅の箱の裏書き。博多弁満載。お菓子かろうもん・・だって。笑




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~長崎街道(シュガーロード)について~
 長崎街道(シュガーロード)は江戸時代に整備された脇街道の一つで、小倉の常盤橋を起点として長崎にいたるまでの路線です。長崎の出島に入った砂糖はこのルートを通って大阪や江戸に運ばれました。この砂糖が通った道沿いには、さまざまなお菓子が生まれることとなります。そして、時代が下って、炭鉱が華々しい頃にそのお菓子たちは筑豊で大きく花開く事になります。今では全国的に有名になっている【ひよこ】や【チロルチョコ】などは筑豊生まれのお菓子です。
 私はこのシュガーロードを歩いて、お菓子が生まれた土壌、文化などを調べたいと常々思っていた・・というわけです。小倉~長崎までの宿場町に繁栄したお菓子、今でも残っている古いお菓子、新しい時代のお菓子、絶滅しかかっているお菓子など調べますよ。そして長崎まで調べたら、南蛮菓子の故郷、ポルトガルへ・・・と野望をいだいております。
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Posted by はなはな at 14:14Comments(0)唐津街道

水無月を買いに花月堂寿永へ・・・

2014年06月13日

今年も、博多水無月が販売される季節になりました。

 博多水無月のことは昨年もこのブログにUPしています。
 水無月のいわれとか、博多でどうして作られるようになったのか・・などを書いてますので、読んでくださいね。
 水無月、買っておうちへ帰ろう♪→☆☆☆
 水無月、買っておうちへ帰ろう♪その2→☆☆☆

 昨年は、デパートでいくつかと、二日市の梅屋の水無月を買いました。
 気になっていながら、行けなかった、春吉の花月堂寿永の水無月を食べれなかったのが心残りでした。

 今日は、ふとその事を思い出したので、用事のついでに春吉まで行ってきました。

 このお店の事も以前ブログで紹介していますので、読んでください。
 唐津街道~福岡・博多 その3 花月堂寿永→☆☆☆
 
 花月堂寿永の水無月は、とても品がよく、形もすっきりとしたものでした。
 水無月の形は三角形。(これは氷の形を表す・・ともいわれています。)
 食べるとちょっと固めの、弾力のあるわらび餅。小豆の粒がはいっていて、上品な甘さが口に残ります。私好みの甘さ。




 ステキだなあ・・と思ったのは、笹の葉の巻き方。
 切れ込みに葉の先を差しこんだだけですが、粋でしょ。
 



 水無月は今年も7月まで販売されるようですよ。
 気になった方は是非ご賞味ください。
 博多水無月は、福岡市和菓子組合の和菓子屋さんが作ってます。
 お店ごとに形なども違います。
 決まり事は笹の葉、わらび粉と小豆を主原料にする・・ということ。
 なので、お店の個性がでています。今年の新作・・もあるようですよ。
 この機会に、福岡・博多の和菓子屋さんめぐりをするのも楽しいですね。

 私が本日行ったお店のご紹介(参考までに)
 花月堂寿永
 福岡市博多区春吉2丁目7-20
 ℡092-761-0278



このお店は100年以上の歴史があるんですよ~。
京都のお店みたいでしょう。
のれんが季節によって色がかわるそうです。
夏は白。
お茶席のお菓子を中心につくっています。


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~長崎街道(シュガーロード)について~
 長崎街道(シュガーロード)は江戸時代に整備された脇街道の一つで、小倉の常盤橋を起点として長崎にいたるまでの路線です。長崎の出島に入った砂糖はこのルートを通って大阪や江戸に運ばれました。この砂糖が通った道沿いには、さまざまなお菓子が生まれることとなります。そして、時代が下って、炭鉱が華々しい頃にそのお菓子たちは筑豊で大きく花開く事になります。今では全国的に有名になっている【ひよこ】や【チロルチョコ】などは筑豊生まれのお菓子です。
 私はこのシュガーロードを歩いて、お菓子が生まれた土壌、文化などを調べたいと常々思っていた・・というわけです。小倉~長崎までの宿場町に繁栄したお菓子、今でも残っている古いお菓子、新しい時代のお菓子、絶滅しかかっているお菓子など調べますよ。そして長崎まで調べたら、南蛮菓子の故郷、ポルトガルへ・・・と野望をいだいております。
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Posted by はなはな at 23:08Comments(0)スイーツ女子の日々

唐津街道~福岡・博多  洋菓子の店 アルプス ~

2014年06月08日

 3月に長崎で一番古い洋菓子店 【洋菓子のホンダ】を取材させていただきました。
 
 近頃、友人のつてで、【村上開新堂】のお菓子を買っていただけることになり、喜んでいたら、京都にも同じ名前のお菓子屋があるという。そこは、京都で一番古い洋菓子店だそうです。 (村上開新堂のことは改めて後日UPいたします)

 町で一番古い洋菓子店・・・。なんて素敵なお店・・・。なんて考えていたら
 ふと、福岡ではどこなのだろう??・・と思いました。

 洋菓子だから古くても、明治・大正時代よね~~。
 
 昔の福岡の繁華街・・といえば、中洲より東側。
 今の山笠のエリアかなあ~~。。。なんてことを考えながら、検索していたら、有りました。有りました

 そのお店は【洋菓子の店 アルプス】といいます。
 奈良屋町の路地に、町のケーキ屋さんという感じのお店です。
  お店は建て替えられていて、新しいものですが、白い壁とドアに赤いお店のロゴがかわいらしい感じ。スイスの国旗に似てる(アルプスだもんね~)中にはケーキのショーケースと、イートインコーナーがありました。創業時から同じ場所で営業されているとのこと。
 



 プリンがおいしそうだったので買いながら、ちょっとお話を伺うことができました。
 
 創業は大正11年(1922年)。なんと、長崎の洋菓子のホンダよりも古いです。
 創業時は、徳永菓子店といったそうです。
 今のオーナーさんの祖父にあたる方が創業者です。
  
 お店にその当時作っていた古いケーキの写真がありました。
 細工ものが得意だったそうで、写真のケーキも細かいデザインが印象的です。




 昔から作っているお菓子は、マカロンとモンブランだそうです。
 作らなくなったケーキもあって、レシピも残っていないものもあるそうです。

 マカロンは、小さくてかわいらしい、そして、甘さもしっかりしていて、でも甘すぎず品の良い味でした。



 

  古いケーキの型など残っているそうで、またお伺いしたときに拝見させていただきたいと思いました。

 お店に行きたくなった方のために。
 洋菓子の店 アルプス
 住所:福岡市博多区奈良屋町9-21
 ℡: 092-291-5171

 
 福岡・博多のお菓子屋のことを調べていますが、資料はあまり多く残っていないようです。
 
 和菓子店で古いのは、松屋(倒産して、今は薩摩蒸気やが作っています)ですが、洋菓子店はどこだか伝わっていません。
 調べたところ、ちょっとだけわかったことは、中洲の大洋(映画館)のあたりに大正6年に【生田菓子舗】ができました。
 生田家は黒田藩士だったそうです。このお店は昭和17年に火事で焼けて廃業したそうです。その後、生田菓子舗の息子さんが、洋菓子のジローというお店をを開いたそうです。長住のあたりだったそうです。そのお店も今はないそうですが。調べていくともっといろんなことがわかるかも・・。愉しみです。



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~長崎街道(シュガーロード)について~
 長崎街道(シュガーロード)は江戸時代に整備された脇街道の一つで、小倉の常盤橋を起点として長崎にいたるまでの路線です。長崎の出島に入った砂糖はこのルートを通って大阪や江戸に運ばれました。この砂糖が通った道沿いには、さまざまなお菓子が生まれることとなります。そして、時代が下って、炭鉱が華々しい頃にそのお菓子たちは筑豊で大きく花開く事になります。今では全国的に有名になっている【ひよこ】や【チロルチョコ】などは筑豊生まれのお菓子です。
 私はこのシュガーロードを歩いて、お菓子が生まれた土壌、文化などを調べたいと常々思っていた・・というわけです。小倉~長崎までの宿場町に繁栄したお菓子、今でも残っている古いお菓子、新しい時代のお菓子、絶滅しかかっているお菓子など調べますよ。そして長崎まで調べたら、南蛮菓子の故郷、ポルトガルへ・・・と野望をいだいております。
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Posted by はなはな at 23:37Comments(0)唐津街道