唐津街道~福岡・博多 洋菓子の店 アルプス ~
2014年06月08日
3月に長崎で一番古い洋菓子店 【洋菓子のホンダ】を取材させていただきました。
近頃、友人のつてで、【村上開新堂】のお菓子を買っていただけることになり、喜んでいたら、京都にも同じ名前のお菓子屋があるという。そこは、京都で一番古い洋菓子店だそうです。 (村上開新堂のことは改めて後日UPいたします)
町で一番古い洋菓子店・・・。なんて素敵なお店・・・。なんて考えていたら
ふと、福岡ではどこなのだろう??・・と思いました。
洋菓子だから古くても、明治・大正時代よね~~。
昔の福岡の繁華街・・といえば、中洲より東側。
今の山笠のエリアかなあ~~。。。なんてことを考えながら、検索していたら、有りました。有りました
そのお店は【洋菓子の店 アルプス】といいます。
奈良屋町の路地に、町のケーキ屋さんという感じのお店です。
お店は建て替えられていて、新しいものですが、白い壁とドアに赤いお店のロゴがかわいらしい感じ。スイスの国旗に似てる(アルプスだもんね~)中にはケーキのショーケースと、イートインコーナーがありました。創業時から同じ場所で営業されているとのこと。
プリンがおいしそうだったので買いながら、ちょっとお話を伺うことができました。
創業は大正11年(1922年)。なんと、長崎の洋菓子のホンダよりも古いです。
創業時は、徳永菓子店といったそうです。
今のオーナーさんの祖父にあたる方が創業者です。
お店にその当時作っていた古いケーキの写真がありました。
細工ものが得意だったそうで、写真のケーキも細かいデザインが印象的です。
昔から作っているお菓子は、マカロンとモンブランだそうです。
作らなくなったケーキもあって、レシピも残っていないものもあるそうです。
マカロンは、小さくてかわいらしい、そして、甘さもしっかりしていて、でも甘すぎず品の良い味でした。
古いケーキの型など残っているそうで、またお伺いしたときに拝見させていただきたいと思いました。
お店に行きたくなった方のために。
洋菓子の店 アルプス
住所:福岡市博多区奈良屋町9-21
℡: 092-291-5171
福岡・博多のお菓子屋のことを調べていますが、資料はあまり多く残っていないようです。
和菓子店で古いのは、松屋(倒産して、今は薩摩蒸気やが作っています)ですが、洋菓子店はどこだか伝わっていません。
調べたところ、ちょっとだけわかったことは、中洲の大洋(映画館)のあたりに大正6年に【生田菓子舗】ができました。
生田家は黒田藩士だったそうです。このお店は昭和17年に火事で焼けて廃業したそうです。その後、生田菓子舗の息子さんが、洋菓子のジローというお店をを開いたそうです。長住のあたりだったそうです。そのお店も今はないそうですが。調べていくともっといろんなことがわかるかも・・。愉しみです。
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~長崎街道(シュガーロード)について~
長崎街道(シュガーロード)は江戸時代に整備された脇街道の一つで、小倉の常盤橋を起点として長崎にいたるまでの路線です。長崎の出島に入った砂糖はこのルートを通って大阪や江戸に運ばれました。この砂糖が通った道沿いには、さまざまなお菓子が生まれることとなります。そして、時代が下って、炭鉱が華々しい頃にそのお菓子たちは筑豊で大きく花開く事になります。今では全国的に有名になっている【ひよこ】や【チロルチョコ】などは筑豊生まれのお菓子です。
私はこのシュガーロードを歩いて、お菓子が生まれた土壌、文化などを調べたいと常々思っていた・・というわけです。小倉~長崎までの宿場町に繁栄したお菓子、今でも残っている古いお菓子、新しい時代のお菓子、絶滅しかかっているお菓子など調べますよ。そして長崎まで調べたら、南蛮菓子の故郷、ポルトガルへ・・・と野望をいだいております。
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このブログのサイドバーにあるテーマ 長崎街道(シュガーロード)で今まで書いたことを見ることができます.
当ブログ内の文章、写真、その他の無断転用、転載を固く禁じます
近頃、友人のつてで、【村上開新堂】のお菓子を買っていただけることになり、喜んでいたら、京都にも同じ名前のお菓子屋があるという。そこは、京都で一番古い洋菓子店だそうです。 (村上開新堂のことは改めて後日UPいたします)
町で一番古い洋菓子店・・・。なんて素敵なお店・・・。なんて考えていたら
ふと、福岡ではどこなのだろう??・・と思いました。
洋菓子だから古くても、明治・大正時代よね~~。
昔の福岡の繁華街・・といえば、中洲より東側。
今の山笠のエリアかなあ~~。。。なんてことを考えながら、検索していたら、有りました。有りました
そのお店は【洋菓子の店 アルプス】といいます。
奈良屋町の路地に、町のケーキ屋さんという感じのお店です。
お店は建て替えられていて、新しいものですが、白い壁とドアに赤いお店のロゴがかわいらしい感じ。スイスの国旗に似てる(アルプスだもんね~)中にはケーキのショーケースと、イートインコーナーがありました。創業時から同じ場所で営業されているとのこと。
プリンがおいしそうだったので買いながら、ちょっとお話を伺うことができました。
創業は大正11年(1922年)。なんと、長崎の洋菓子のホンダよりも古いです。
創業時は、徳永菓子店といったそうです。
今のオーナーさんの祖父にあたる方が創業者です。
お店にその当時作っていた古いケーキの写真がありました。
細工ものが得意だったそうで、写真のケーキも細かいデザインが印象的です。
昔から作っているお菓子は、マカロンとモンブランだそうです。
作らなくなったケーキもあって、レシピも残っていないものもあるそうです。
マカロンは、小さくてかわいらしい、そして、甘さもしっかりしていて、でも甘すぎず品の良い味でした。
古いケーキの型など残っているそうで、またお伺いしたときに拝見させていただきたいと思いました。
お店に行きたくなった方のために。
洋菓子の店 アルプス
住所:福岡市博多区奈良屋町9-21
℡: 092-291-5171
福岡・博多のお菓子屋のことを調べていますが、資料はあまり多く残っていないようです。
和菓子店で古いのは、松屋(倒産して、今は薩摩蒸気やが作っています)ですが、洋菓子店はどこだか伝わっていません。
調べたところ、ちょっとだけわかったことは、中洲の大洋(映画館)のあたりに大正6年に【生田菓子舗】ができました。
生田家は黒田藩士だったそうです。このお店は昭和17年に火事で焼けて廃業したそうです。その後、生田菓子舗の息子さんが、洋菓子のジローというお店をを開いたそうです。長住のあたりだったそうです。そのお店も今はないそうですが。調べていくともっといろんなことがわかるかも・・。愉しみです。
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~長崎街道(シュガーロード)について~
長崎街道(シュガーロード)は江戸時代に整備された脇街道の一つで、小倉の常盤橋を起点として長崎にいたるまでの路線です。長崎の出島に入った砂糖はこのルートを通って大阪や江戸に運ばれました。この砂糖が通った道沿いには、さまざまなお菓子が生まれることとなります。そして、時代が下って、炭鉱が華々しい頃にそのお菓子たちは筑豊で大きく花開く事になります。今では全国的に有名になっている【ひよこ】や【チロルチョコ】などは筑豊生まれのお菓子です。
私はこのシュガーロードを歩いて、お菓子が生まれた土壌、文化などを調べたいと常々思っていた・・というわけです。小倉~長崎までの宿場町に繁栄したお菓子、今でも残っている古いお菓子、新しい時代のお菓子、絶滅しかかっているお菓子など調べますよ。そして長崎まで調べたら、南蛮菓子の故郷、ポルトガルへ・・・と野望をいだいております。
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タグ :博多 洋菓子 アルプス
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Posted by はなはな at 23:37│Comments(0)
│唐津街道
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