雲仙銘菓 湯せんぺい その2

2014年08月08日

先日、Kさんにもらった湯せんぺいのことを先日ブログにUPしました。
 まだ、読んでいない方はこちらを見てくださいね→☆☆☆

調べていたら、湯せんぺいは、雲仙と小浜町で10数軒の菓子屋がつくっているとのこと。で、味が店によって微妙に違う・・・ということでした。
 ホントかな・・・・?
 他の店のものも食べてみたい・・と思い立ち、そういえば、博多阪急で見かけた気がする・・と思いだし、買ってきました。

 買ってきたのは、小浜町の三宅商店のものです。写真では右のもの。紐がかかっている方です。湯せんぺいの箱や包装の柄は、よく似ていますが、微妙に店ごとに違います。デザインは、どちらも同じ国立雲仙公園と島原の地名が書かれています。このデザインがなかなか粋であります。

雲仙銘菓 湯せんぺい その2


 
 三宅商店の湯せんぺい。店のマークは山のしるし(雲仙の普賢岳か?)の下に三です。
雲仙銘菓 湯せんぺい その2


 
 遠江屋の湯せんぺいとともに。上が三宅商店、下が遠江屋。
 デザインはほぼ同じ。それぞれにお店の屋号のマーク入り
雲仙銘菓 湯せんぺい その2

 
 大きさが微妙に違います。
 遠江屋の方が5mm大きい。
 色は三宅商店のもの(上)が濃い色です。
 香りは、遠江屋の方が、強い華やかな香り。甘そうな、卵煎餅の香り。
 甘い匂いは遠江屋が強かったのですが、食べてみたら、三宅商店の方が甘いかなあ・・という感じ。配合がそれぞれの店で違うのでしょう。かすかですが、違いがあります。

 湯せんぺいは、いろいろなお店のものを食べてお気に入りを探すのも楽しいかもしれません。

 その昔、雲仙が避暑地としてデビューしたころ、温泉の湯が体に良いので・・と旧島原藩の松平公が、お湯を使ってせんぺいを焼かせたのが発祥ともいわれている湯せんぺい。品の良い甘さと軽い食感の卵煎餅は、和製ゴーフルといっても良いお菓子です。懐かしい、古いお菓子ですが、時々食べたくなるお菓子でもあります。
 

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~長崎街道(シュガーロード)について~
 長崎街道(シュガーロード)は江戸時代に整備された脇街道の一つで、小倉の常盤橋を起点として長崎にいたるまでの路線です。長崎の出島に入った砂糖はこのルートを通って大阪や江戸に運ばれました。この砂糖が通った道沿いには、さまざまなお菓子が生まれることとなります。そして、時代が下って、炭鉱が華々しい頃にそのお菓子たちは筑豊で大きく花開く事になります。今では全国的に有名になっている【ひよこ】や【チロルチョコ】などは筑豊生まれのお菓子です。
 私はこのシュガーロードを歩いて、お菓子が生まれた土壌、文化などを調べたいと常々思っていた・・というわけです。小倉~長崎までの宿場町に繁栄したお菓子、今でも残っている古いお菓子、新しい時代のお菓子、絶滅しかかっているお菓子など調べますよ。そして長崎まで調べたら、南蛮菓子の故郷、ポルトガルへ・・・と野望をいだいております。
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Posted by はなはな at 23:02│Comments(0)番外編
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