先日、京都へ行ってきました。
京都は和菓子屋さんがたくさんあるところ。千年の都は他の都市とは一味違う気がする。
その中で、私がどうしても食べたかったのは、虎屋の【虎屋饅頭】
虎屋といえば、羊羹・・と思ってるでしょっ♪
ふふふ・・実はこの寒い季節だけ、販売される酒饅頭があるのです。
虎屋の直営店で販売されていて、通販で買えない饅頭。
京都へ行くことになって、早速、虎屋の四条店さんに電話してきいてみたら、確かに虎屋饅頭は販売されていて、でも数に限りがあるので絶対に予約したほうが良い・・とおっしゃる。ならば・・と二個予約しておいたら、当日、お店で「予約されていてよかったですよ~。たくさん買ったお客様がいらして、すべて完売してしまったところでした。」とのこと。
冬の間だけ、そして地方では手にはいらないお饅頭は、知る人ぞ知るのお饅頭で人気があるよう。
スイーツ好きの考えることは皆同じということでしょう(笑)
これが虎屋饅頭。
小ぶりの酒饅頭。
完璧な形・・・。宇宙をかんじるわ(というのは、おおげさかw)
中は黒餡
甘くないかとおもっていたら、上品な甘さが口に残り、甘党としては、それがうれしく感じられる。
近頃は甘さ控えめ・・との考えから、味もそっけもないあんこに出くわすことが多いのだけれど、この餡の味には好意をもった。
虎屋饅頭は、酒饅頭である。
酒饅頭というのは、酒種の酵母の力で膨らませる饅頭のこと。
饅頭の歴史を調べると、饅頭の製法には二つの流れがある。大まかにわけるとだけど。
一つは、奈良の塩瀬饅頭の祖 林浄因による「薬饅頭」これはふくらし粉を使って膨らませる製法。塩瀬饅頭は今でもちゃんとあるから、奈良は饅頭発祥の地といわれている。
もう一つは、博多(福岡)に伝わった「酒饅頭」
資料によると、1241年に宋に留学していた円に弁円(後の聖一国師)が帰国。博多の町
で布教中にお世話になった茶屋の主人に酒饅頭の製法を伝えたといわれている。
この茶屋の主人は、栗波吉右衛門といい、聖一国師から、「虎屋」の屋号と、「御饅頭所」の看板を書いてもらったらしい。
なので、酒饅頭は虎屋饅頭といわれた。
残念なことに栗波吉右衛門の虎屋はすでに無くなっている。
「御饅頭所」の看板は、戦前に東京の虎屋に伝わっていて、そのrぷレプリカは、博多の老舗だった松屋菓子舗にあった。
栗波吉右衛門の虎屋と東京の虎屋の関係は不明。
( 余談だけど、和菓子屋・饅頭屋に、虎屋○○という屋号が多いのは、虎屋=饅頭ということなのだろう。)
博多(福岡)の町になにげに酒饅頭を作っている饅頭屋が多いのは、伝わった土地だからだろうか?紅白の甘酒饅頭は、小さい時に祝い事の度にもらったような気がする。
が、とにもかくにも、お店がすでにないというのは、弱いもので、饅頭発祥地としての自覚も、博多にはすでにない気がする。
もったいない。
奈良に負けてなるものか…と思うのだけど、あっさりとこだわらない・・というのも、博多っ子らしいといえばらしい。