シュガーロード~飯塚 その3~

2013年01月22日

予定通り、お店訪問、お菓子をゲット・・・サクサクと進んだので、後は、お菓子が発達した背景を探るべく資料館などを訪問。

●飯塚市歴史資料館で《長崎街道展 ~内野宿と飯塚宿》があっていました。
シュガーロード~飯塚 その3~


展示は小倉から長崎までの写真展示 などなど。
特に、飯塚と内野を中心に・・・。
内野宿は江戸時代の面影が残る町並みで、町おこしをしているみたい。
名物ないかな~っておもっているところ。
内野宿から冷水峠をこえたら、山家だから、筑紫野にもちかいね~。
江戸時代、長崎についたベトナムの象さんがこの峠を越えて小倉まで歩き・・・江戸にむかった・・・って話があるけれど、そう思うと、ちょっと感慨深いですね~。

●旧伊藤伝右衛門邸
シュガーロード~飯塚 その3~

もう一つ、行きたかった場所はここ。
飯塚のお菓子が発達したのは、炭鉱の発展あってのこと。
筑豊には貝島、麻生、安川、伊藤、堀 ・・・5大炭鉱王なる人たちがいらっしゃいました。
後に、麻生は、今の麻生セメントに・・ 麻生太郎さんのご実家でもあります。
安川は、安川電機となりました。

伊藤は、あの《白蓮事件》で有名。姦通罪なるものがあった時代のスキャンダルです。
柳原白蓮が10年ほど暮らした邸宅がこの飯塚の邸宅なのです。
白蓮のことを詳しく知りたい方は、林真理子の《白蓮れんれん》を読んでみて。内容や時代背景がよ~くわかります。

旧伊藤伝右衛門邸は、思ってた通り広大な邸宅で、敷地面積2300坪、お庭もステキでした。建築フェチとしては、照明器具に注目、和洋折衷で可愛らしいものが多かったです。

白蓮の居室といわれているのが2階のお部屋。小説を読んでいた影響もあるのですが、東京から、公家のお姫様(大正天皇のいとこになりますからね~)がこんな九州の田舎町、それも気の荒い男たちがたくさんいるエリアに、愛のない結婚で嫁いできたわけですから、それはそれは、寂しかっただろう・・と思いましたね。なんともいえない寂寥感というのをね~。なんて思いをはせたりいたしました。

この建物は飯塚市の有形文化財となっています。
伊藤伝右衛門さん、良いものを郷土に残してくださった。今や飯塚の観光名所です。
当時の炭鉱王がいかにすごかったか・・偲ばれる建物です。
炭鉱の繁栄が、お菓子の文化の花を大きく開かせる事になったわけで、背景はちゃんとみておかないとね。

帰りに建物の横で、四宮の成金饅頭が売られてました。売店では黒ダイヤ、白ダイヤなども販売されていましたよ。

今回の飯塚はたくさんのお菓子との出会い、それからいつも傍にあるお菓子の本店を尋ねる旅でした。
長崎街道の途中、筑豊からはじめた、探訪ですが、次回は振り出し(起点)の小倉を調べたいな~~って思っております。長崎街道はまだまだ始まったばかり・・・。



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Posted by はなはな at 20:39│Comments(0)飯塚
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